西村前経済産業相〝100円カレンダー無料配布〟疑惑を否定 再起願うエールと裏金疑惑の説明求める声が交錯

自民党の西村康稔前経済産業相が19日、X(旧ツイッター)を更新。自身の選挙区(衆院兵庫9区)である淡路島の地元有権者に〝100円のカレンダー〟を無料配布した公選法違反の疑惑があるという報道を否定し、そのカレンダーを要望するフォロワーには説明責任を果たした後で検討する旨を返信した。

政治資金パーティーの裏金疑惑に加えて〝架空パーティー〟報道も注目されている西村氏は「私の地元での国政報告会においては、カレンダー不要の方からは100円はいただいておりません。したがって、100円をいただいていない方には、カレンダーをお渡ししておりません。お渡ししたカレンダーの数といただいた金額は一致しています」と報じられた内容を否定した。

同氏の投稿を受け、「カレンダー欲しいです。地元ではありませんので、100円プラス着払いで購入出来ますか?」というフォロワーの要望もあった。それに対し、西村氏は「多くの方からご要望を頂き、大変ありがたく思っております」とした上で、「ただ、今はしっかりと捜査に協力し、その上で説明責任を果たすべき時です。その後に、ご要望にどうお応えするか考えたいと思ってます。ご理解頂ければ幸いです。ありがとうございます」と返答した。

西村氏の投稿に対する反応は好対照だった。支持者と思われるフォロワーからは「応援してます、頑張ってください」「再出発を求める声も多いのでお待ちしております」「何が起こっても、私はあなたをサポートします!」「精力的に動かれ、成果を上げられた事が伺えます」「今は、前進あるのみですよ」「あなたなら必ずこの状況を乗り越えられると信じています!!」といったエールが相次いだ。

一方で、「カレンダーの要望より、国民は裏金を貰ったかどうかの答えの方が聞きたい要望の方が多いと思いますよ」「包み隠さず真実を開示して頂けることを期待しています」「説明は、今でも出来ると思いますが。捜査に関係なく真実をお話しすれば良いのです」「多くの国民が知りたいのは裏金捜査のことです。ご自身がされたことはご自身が一番よくご存知なはず」と指摘する意見も多く見られた。

(よろず~ニュース編集部)

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