「アベンジャーズ」俳優 元恋人への暴行で有罪判決 マーベルから解雇、出演映画のタイトルも変更へ

ジョナサン・メジャース(34)が、元恋人グレース・ジャバリさんに対するハラスメントと暴行の軽罪で有罪判決を下されたことに対し、汚名を「完全に」返上するつもりだと声明を出している。ジョナサンが2件の軽罪で有罪となった18日(月)の判決では、別の暴行とハラスメントの2件に関しては、陪審員の票が割れ無罪となった。

ジョナサンを担当するプリア・チョウドリー弁護士は、こう声明を発表した。「陪審団は、SUV車の中で起こったというグレース・ジャバリの話を信じなかったことは明らかです。メジャース氏は故意に彼女を負傷させなかったと決断を下したのですから」「私達はそれには感謝しています。しかしながら、私達はジャバリ氏を信じていないのにも関わらず、陪審団がメジャース氏が彼女がら攻撃されている時に、何だかのかたちで無謀だったと決断を下したことには残念な思いです」「メジャース氏は神、そしてこの辛い8カ月間に愛とサポートをくれた彼の家族、友人、そしてファンに感謝しています」「メジャース氏は、今も法制度を信じており、自身の汚名を完全に返上することを楽しみにしています」。

ジョナサンは3月25日、ジャバリさんが私用車の後部座席で別の女性から受け取ったショートメールを読もうとして、ジョナサンから携帯電話を取り上げた後に暴行されたと通報したことから逮捕されていた。ジャバリさんは、ジョナサンが無理矢理電話を取り上げたことで右手の中指を「ひどく」負傷、さらに、車の外で後頭部を叩かれ、車に戻ることを強制したことから、右耳の後ろに切り傷を負ったと主張している。

ジョナサンは、ジャバリさんに暴行を加えたことを否定、弁護団は攻撃してきたのはジャバリさんの方であるとしている。

2週間に渡る裁判では、2人の間で交わされたショートメールや録音された音声が証拠として使用された。その中には、頭部を負傷したジャバリさんに病院に行かないよう促していると思われるメールや、ジョナサンが、「自分のみならず、自らの文化や世界に素晴らしいことをしている」「素晴らしい男」であることから、ジャパリさんに対してコレッタ・スコット・キング(マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの妻)やミシェル・オバマ(元米大統領夫人)のように振舞わなければならないと話している録音があった。

ジョナサンには、最高1年の懲役が言い渡される可能性があり、それはハリウッドでのキャリアの終わりを意味するものとなりかねない。

一方で、ハリウッド・リポーターによると、ジョナサンは2026年公開の「アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ」に主演する予定だったものの、マーベル・シネマティック・ユニバースから解雇されたことを受け、タイトルが「アベンジャーズ5」に改名されたという。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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