ダイアナ妃ドレスが1億6700万円 着用アイテム史上最高額で落札 “行方不明”のセーター1億6000万円

故ダイアナ妃が着用したドレスが元妃が着用したアイテムの史上最高額の114万8080ドル(約1億6700万円)で落札された。

星の刺繍があしらわれた黒のべルベットのボディスに青のバレリーナスタイルのスカートを組み合わせたジャック・アザグリーのイブニングドレスは、ダイアナ妃が1985年のチャールズ皇太子(現国王)とのイタリア公式訪問と1986年のバンクーバー交響楽団のコンサートで着用したもので、ロサンゼルスで開催されたジュリアンズ・オークションズ社の「ハリウッド・レジェンズ」オークションで、予想落札価格の10万ドル(約1500万円)の10倍以上の落札額をつけたかたちだ。

また同オークションでは、落札予想価格が8万ドルから10万ドル(約1200万円から1500万円)だったブラウスに30万ドル(約4400万円)の値がついている。襟元にリボンがあしらわれたプリーツシャツは、ダイアナ妃が当時のチャールズ皇太子と結婚した際のウェディングドレスと同じデザイナー、デヴィッド&エリザベス・エマニュエル夫妻がデザインしたもので、1981年にスノードン伯爵が撮影した2人の公式婚約写真でも着用されていた。

一方で、一時は行方不明となっていた「黒羊」セーターが、ニューヨークのサザビーズで開催された「ファッション・アイコンズ」オークションで、予想落札価格の10倍を超える110万ドル(約1億6000万円)の値がついていた。サザビーズによれば、セーターに支払われた最高額であり、ダイアナ妃の所有物としては最大の売却額だという。1981年にダイアナ妃が、ポロ競技の試合を観戦した際に初めて着用した同セーターは、後にバッキンガム宮殿から修理のために送り返された際に新しいセーターが送られ、ダイアナ妃が着用したオリジナル品はその後行方不明となっていたが、屋根裏で埃をかぶっているところを発見されたそうだ。

同デザインのセーターは1994年に製造中止となったが、2020年にローイング・ブレザーとのコラボレーションで復刻、ネットフリックスの人気ドラマ『ザ・クラウン』のシーズン4では、ダイアナ妃を演じたエマ・コリンがレプリカを着用していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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