米有名女性歌手 性的暴行疑惑で10年争ったプロデューサーのレーベルと決別 夏前には和解も

ケシャ(36)が性的暴行疑惑で和解していたドクター・ルーク(50)のレコード・レーベル「ケモサベ・レコード」と決別したと報じられた。5月にリリースした5枚目のスタジオアルバム「ギャグ・オーダー」を最後に同レーベルを去ったと言われているケシャは、ある情報筋がバラエティ誌に語ったところによると、マネージメント会社のベクター・マネージメントとも「友好的に」別れたという。

「ティック・トック」などのヒット曲で知られるケシャは、2005年にパーティーの後で音楽プロデューサーのドクター・ルークに薬物を飲まされレイプされたとする訴訟を起こし、その後ドクター・ルークがその疑惑を否定し名誉毀損で提訴、その後何年にも渡る法的紛争に陥っていた。しかし、今年6月に裁判が行われる数週間前になって、2人はケシャのインスタグラム・ストーリーに「ケシャとドクター・ルークは訴訟の解決に合意し、その解決に関する共同声明を発表、投稿することに同意しました」と共同声明を投稿、約10年ぶりに和解に至った。

さらに、その後にはそれぞれの声明も出され、ケシャは黒地に白抜きの大文字でこう綴った。「あの夜何が起こったかは神のみぞ知る。いつも言っているように、私は起こったことのすべてを語ることはできない」「私の人生のこの章を閉じ、新しい章を始めることを楽しみにしています」「関係者全員の平穏を願うばかりです」

一方ドクター・ルークは、ケシャのメッセージの下に自身の潔白をこう主張した。「ケシャが2005年のあの夜に何が起こったかを語ることができないことを改めて認めてくれたことに感謝しますが、私は何も起こらなかったと確信しています」「僕は彼女に薬を盛ったり、暴行を加えたりしたことはないし、誰に対してもそんなことはしない」「家族のために、私は10年近く汚名を晴らすために精力的に闘ってきました」「この困難な問題を過去のものとし、自分の人生を歩む時です。ケシャの幸せを祈っています」

ケシャは一緒に仕事をしていた10年の間、ドクター・ルークによって、性的、身体的、そして言葉による虐待を受けそれが摂食障害につながったと主張していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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