千葉県市原市の「地球磁場逆転期の地層」（千葉セクション）がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは
「世界的にも超珍しいスポットなのに絵面が地味過ぎて日本人も知らない人が多い所」
と現地写真を紹介したやすなり工業さん（@YSNR_YSD）の投稿。
「地球磁場逆転期の地層」は2020年に77万年前に起こった地磁気逆転を表す地層として認定され、12万6千年前までの時代が「チバニアン（千葉の時代）」と呼称されるきっかけになった場所。地球史を語る上できわめて重要なスポットなのだが、地層に「Chibanian」と書かれたプレートが埋め込まれているほかには特に見るものもなく、確かに地味だ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「昔の地球のN極とS極が逆だった証拠でしたっけ？」
「行きましたが超絶地味すぎて嫁と2人でポカーンと見て終わりました。」
「チバニアンな(｡´-д-)ﾊｧ-
いつ行ってもジジババが占領してろくすっぼ見れん:(ꐦ◜ᴗ◝;):ﾋﾟｷﾋﾟｷ
30分待ってやっと見れるな…と、思ったらバ様の集団割り込んできて、磁気ズレてるのをスマホでチェック出来んかった:(ꐦ◜ᴗ◝;):ﾋﾟｷﾋﾟｷ」
など数々の共感の声が寄せられている。
やすなり工業さんにお話を聞いた。
ーーこのスポットを知ったきっかけをお聞かせください。
やすなり工業：千葉フォルニアの他に何か変なネーミングセンスの千葉観光地がないかと検索していたら見つけました。解説動画を見てこれは面白い。行ってみたいと思いましたがすぐに忘れ…先週の日曜日に思い出して行った次第です。
ーー現地をご覧になったご感想は？
やすなり工業：砂利スペースにプレハブと仮設トイレがあるだけで思った以上にショボいなと思いましたが、今後立派な建屋を建てる予定みたいです。現地に行ってもその磁気は極小で、一般人が簡単に測定できるようなものではありません。事前知識がないとさっぱりだと思いますので、解説動画を見てから行く事をお勧めします。
ーー反響へのご感想を。
やすなり工業：皆さん意外とチバニアンを知っていたのか、それともツイートをきっかけにチバニアンを調べて驚愕したのか…気になります（笑）。
◇ ◇
今後、「地球磁場逆転期の地層」周辺の整備が進むことを期待したい。
なお今回の話題を提供してくれたやすなり工業さんは継電器を用いた回路製作が趣味だという。自作の時計やCPUをXやニコニコ動画で紹介しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
やすなり工業さん関連情報
Xアカウント：https://twitter.com/YSNR_YSD
ニコニコ動画：https://www.nicovideo.jp/user/2314505
（よろず～ニュース特約・中将タカノリ）
