小学校の不要ノート回収し再利用 コクヨ、環境学習事業で

リサイクルのため、回収箱にノートを入れる児童=10月、滋賀県守山市の市立速野小

 文具大手のコクヨなどは、小学校の環境学習の一環として、不要になったノートを回収し新しい表紙に再利用する事業「つなげるーぱ!」に取り組んでいる。10月に始まった事業は、12月5日時点で29都道府県の60校まで広まった。身近なリサイクルを通じて、持続可能な資源利用を呼びかける。

 コクヨによると、全国の小学校で使用されるノートは年間約4360万冊。うち約4割が廃棄処分され、活用が課題となっていた。24年からは、資源循環についての出張授業や教材の提供も開始する。

 10月下旬、滋賀県守山市の市立速野小では、全校集会で4年生の児童らがノートの回収やリサイクルを訴える寸劇を披露した。

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