被爆建物「旧陸軍被服支廠」を平和美術館に 市民団体が広島県に署名を提出

国内最大級の被爆建物旧陸軍被服支廠を「平和美術館」にすることを求め、市民団体が県に署名を提出しました。

21日、県に提出されたのはおよそ5300人分の署名です。原爆の惨状を描いた「原爆の図」で知られる丸木夫妻のおいなどがおよそ1年かけて集めました。活用策が議論されている旧陸軍被服支廠を「平和美術館」にし、広島市現代美術館が所蔵する「原爆の図」など戦争に関する絵画を展示することを求めています。

■丸木夫妻のおい 小田芳生さん

「絵画の持つ力は大きいと思う。実際にあった惨状をみる以外にもっと深い意味で感じることができると思う」

市民団体は、今後県議会や広島市にも「平和美術館」の設立を働きかけたいとしています。

《2023年12月21日放送》

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