今季最強寒波 スキー場では「雪質がいい!」 街では「寒すぎて起きるのも嫌だった」 影響は23日まで

今季「最強寒波」の到来で、東海地方は厳しい冷え込みとなっています。

きょう21日の各地の表情をお伝えします。

あたり一面の銀世界、待ちに待ったスキーシーズンの到来です。

ここは岐阜県郡上市にあるダイナランドスキー場。

昨シーズンは雪不足に悩まされましたが、ことしは既に多いところで1メートルの積雪があり、スキーヤーやスノーボーダー達が650メートルある自慢のロングコースを思い思いに楽しんでいました。

(大阪からの女性客)
「ふかふかして柔らかい。気持ちいいです」
(愛知からの男性客)
「パウダースノーにあまり慣れていないが、滑っていて楽しいです」
(静岡からの女性客)
「雪質はいい」

さて、訪れた今季一番の寒波の影響で厳しい冷え込みとなった東海地方。

21日朝の通勤時間帯の名古屋駅前には厚手のコートやマフラーを身につけた人たちが目立ちました。

(街の人は)
「寒い、指先が冷えていて。いつも以上に(手がかじかむ)」
「めちゃくちゃ寒い。きょうの朝、起きるのが嫌だった。ネックウォーマーとダウンを着て、ジャケットも着ている。万全です」

そんな中で、偶然こんな人も…。

「(Q:寒くないですか?)寒うない、ワシはの。現世の者たちは、どうかわからんが。われらの時代は、小氷河期と申して現世よりも寒かったからの。(Q:お兄さんは何者ですか?)ワシはお兄さんではない。名古屋おもてなし武将隊、前田慶次である」

名古屋おもてなし武将隊は、これから戦(いくさ)で京の都へ向かうといいます。

(名古屋おもてなし武将隊 前田慶次さん)
「気合じゃ!寒いと思えば寒い」

21日朝の名古屋の最低気温は、きのうより1℃低い4.3℃。また、愛知県豊田市や岐阜県多治見市などでは最低気温が0℃を下回り、今季一番の寒さに。

なので、食べたくなってくるのが…。

(街の人は)
「寒いので焼き芋が呼んでいる感じがして、すっと入りました」

こちらは名古屋市中区の大須商店街に一角にある焼き芋専門店。

専用の壺で温度を調整しながら焼く「紅はるか」は絶品。

(Q:焼き芋の味は?)
「はちみつっぽい、甘くて」
「罪悪感がない。食べても自然の甘さなので」
「あたたまって帰ろうかなと。(芋を)カイロ代わりに」

そして近所の、この名店ものぞいてみました。

「矢場とん」です。

名物は、もちろん「味噌カツ」ですが、この寒さで「おでん」の注文が増えてきているそうです。

(来店した人)
「めっちゃ、おいしいです。味が染みて温かい」

お客さんが「おでん」と「味噌カツ」を両方注文しても飽きないように、この時期「矢場とん」では「おでん」の味噌に一工夫しているそうで…。

(昔の矢場とん 大須観音本店 井手清志さん)
「串も、おでんも同じ味になっちゃうので。おでんの方は、だしが出るので、おでん味噌の方は(薄味にして)別に作っています」

遂に極寒の2023年「師走」、どうぞ体調を崩さぬよう温かくしてお過ごしください。

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