不登校の子どもが増加する時代 すべてが「自由活動」の幼稚園併設型フリースクールを開校

テレビ愛知

今、不登校の児童・生徒が増えています。そんななか、守山区に不登校の子どもを受け入れる新たな形のフリースクールが開校。幼稚園に併設され、園児と遊ぶこともできる珍しいスタイルのスクールを取材しました。

幼稚園の園児と一緒にトランポリンで遊ぶ小学生たち。次は園児とともに鬼ごっこ、園内を縦横無尽に駆け回ります。

守山幼稚園では12月、不登校の小中学生を対象にしたフリースクール「てらこやさん」を開校しました。授業など決まった内容はなく、すべてが「自由活動」。1日、やりたいことをして過ごします。

昼ごはんは、近くのスーパーで食べたい食材を買ってきて、自分たちで料理です。

フリースクールに通う小学生:
「楽しい。ほぼ毎日来ている」

文部科学省によりますと、全国の不登校の小中学生は2013年度以降、年々増えていて、2022年度は約30万人に。そうした中、守山幼稚園は「幼稚園併設」という珍しいスタイルのフリースクールを開校しました。

フリースクール・てらこやさん 児玉匡信さん:
「小学生の子どもたちにとっては、幼稚園の園児に頼られ、自分の役目のようなうれしくなる体験ができるのではないかと思って併設にした。1つでも居場所ができたという実感はあるので、やって良かった」

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