五輪開会式に「プランB」 フランスのマクロン大統領

セーヌ川で行う2024年パリ五輪開会式のイメージ図(FLORIAN・HULLEU/パリ五輪組織委員会提供・共同)

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は20日、来年のパリ五輪で治安が懸念されるセーヌ川での開会式について「潜在的な脅威が発生した際のプランBやプランCなどがある」と国営テレビ、フランス5で語った。政府関係者が開会式の代替案を認めたのは初めて。

 マクロン氏は「国際的または地域的な緊張の高まりや、連続テロが起きた場合」を考慮した上で「全てのシナリオを想定し、全てのシナリオに適応する」と述べた。

 開会式は当初、60万人の観客を見込んでいたが、警備上の観点から40万人に縮減する方針。

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