大和証券、7%以上の賃上げ検討 24年春闘、初任給アップも

インタビューに応じる大和証券グループ本社の中田誠司社長

 大和証券グループ本社の中田誠司社長(63)は21日までに共同通信のインタビューに応じ、2024年春闘で7%以上の賃上げを検討すると明らかにした。「インフレ率を上回る賃上げを絶対にやらなければいけない」と強調した。24年春入社の新卒採用者の初任給も引き上げる方針。

 23年まで2年連続で実施した賃上げでは、20代を中心とした若年層を手厚くし、年功序列の賃金カーブの見直しを進めた。24年は「家庭を持ち生活コストがかかる中年層を含めた全体を引き上げる」とした。現行の初任給は大卒総合職で28万円だが、29万円以上にすることを検討する。

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