低迷する17位ケルンがバウムガルト監督の解任を発表…

解任されたバウムガルト監督[写真:Getty Images]

ケルンは21日、ステッフェン・バウムガルト監督(51)の解任を発表した。

チームを去るバウムガルト監督は、公式サイトで以下のようにコメントしている。

「ケルンを去るという決断が、私にとって簡単なものでなかったことは誰もが想像できるだろう。この2年半、クラブは僕のホームだった。チーム、コーチングチーム、そしてクラブ全体とともにここで成し遂げてきたことは、私の誇りです。同時にこれが今、変化が必要だと感じている理由でもある」

「クラブが何よりも重要であり、ここ数週間、数カ月と多くの選手たちに資金を投入してきたにもかかわらず、結果が伴っていない。結局のところ、新たな原動力が必要なのだろう。去るのはつらいが、ここで過ごせたことに感謝しているし、ここで心を通わせ、親しみをもって一緒に働いたケルンのみんな、特に首脳陣、コーチングチーム、選手たち、そしてファンに感謝したい」

パーダーボルンで実績を上げたバウムガルト監督は、2021-22シーズンよりケルンの指揮官に就任。2020-21シーズンを16位で終え、ホルシュタイン・キールとの昇格・降格プレーオフを制してギリギリでの残留を決めたチームを引き継いだ中、2021-22シーズンは常に安定したパフォーマンスを維持。昨季は7位フィニッシュでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得に導いた。

昨シーズンも最低限のノルマである残留を早々に確定させると、11位でフィニッシュし、今夏には2025年までの契約延長にサイン。しかし、今シーズンは開幕から大不振に陥ると、17試合が終了したブンデスリーガで2勝4分け10敗の17位に低迷していた。

直近に行われたウニオン・ベルリンにも敗戦しケルンは、現在3試合未勝利の状態が続いており、首脳陣はこれ以上の状況悪化を防ぐためにバウムガルト監督の解任に踏み切ったようだ。

なお、後任については未定となっている。

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