チェコの大学で銃撃、14人死亡 首都プラハ、容疑者の学生自殺か

21日、チェコ・プラハにある大学に向かって走る救急車(AP=共同)

 【ベルリン共同】チェコの首都プラハのカレル大学で21日、銃撃があり、少なくとも14人が死亡、20人以上が負傷した。警察によると容疑者はこの大学に通う24歳の男子学生で、現場近くで死亡していた。欧米メディアが報じた。容疑者は銃撃後に自殺したとみられる。ラクシャン内相はテロの可能性を否定した。

 銃撃は21日午後、旧市街の観光名所のカレル橋から約500mの校舎で起きた。学生らは窓から外に逃げたり、隠れたりしたという。カレル大学は1348年に設立された有名大学。地元メディアによると、21日朝に容疑者の自宅で父親の遺体が発見され、警察は父親を殺害した疑いで容疑者の行方を追っていた。

21日、チェコ・プラハの銃撃事件後に通りを警備する警察官(AP=共同)

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