ソウル市松坡区の蚕室総合運動場にドーム球場と大型展示場が建設される。ソウル市は21日、「スポーツ・ＭＩＣＥ（会議、視察、国際会議、展示会・見本市）インフラ開発事業」の優先交渉対象者であるソウルスマートＭＩＣＥパーク（仮称、主幹事はハンファ）と、主要事業条件について合意したと明らかにした。
韓国で２番目となるドーム球場には、九老区にある高尺スカイドーム（約１万7,000席）より多い約３万席を設ける。現在の蚕室野球場を全面改築する形で建設する。
■スポーツ施設や５つ星ホテルも
ドーム球場の隣には、敷地面積９万平方メートル規模の大型展示場・ＭＩＣＥ施設を設置する。このほか、複合スポーツ施設や５つ星級ホテル、コンベンションセンターも建設する計画という。
蚕室総合運動場は、1988年のソウル五輪のメイン会場として建設されたが、施設の老朽化が問題視されていた。
ソウル市とソウルスマートＭＩＣＥパークは、24年上半期までに具体的な協約を取りまとめ、24年末までに正式に事業契約を結ぶ方針だ。
