台湾作家の漫画披露 23日、氷見で藤子Ⓐ作品上映会 「氷見旅行記邦訳版」を電光掲示

上映会の会場に設置される電光掲示板=氷見市役所

 氷見市出身の漫画家藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)のアニメと実写映画の無料上映会が23日、同市芸術文化館で開かれる。会場では台湾の人気ウェブ漫画家「A RAY(ア・レイ)」さんが氷見を題材に制作した漫画の日本語訳版がデジタルサイネージ(電光掲示板)で披露される。

 ア・レイさんは社会風刺を交えたコミカルな作風が若者に人気の作家。市は漫画を使った訪日客誘致につなげようと、9月下旬から2週間招いて作品制作を依頼した。ア・レイさんは11月上旬から1話約10ページの旅行記をネット上で公開。台湾のフォロワーから「まんがのまち・氷見」へ反響が寄せられている。

 会場で公開されるのは今月中旬に投稿されたばかりの第3話。潮風ギャラリーやまんがロード沿いのキャラクターモニュメントを巡ったエピソードとなる。電光掲示板は上映会の受け付け近くに設置する。

  ●アニメ「怪物くん」「ハットリくん」と実写「トキワ荘」上映 

上映会は「忍者ハットリくん」「怪物くん」と、人気漫画家の若き日を描いた「トキワ荘の青春」の2部構成。各回定員500人で、市ホームページなどのイベント申請フォームから事前申し込みが必要となる。

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