最優秀賞に薗部さん(茨城・城里) いばらき米の極みコンテスト

コンテストで入賞した(左から)飯村昭司さん、薗部一さん、片岡蔵之さん=水戸市三の丸

茨城県産米の品質や味を競う「第3回いばらき米の極み頂上コンテスト」(県主催)の最終審査会が21日、同県水戸市内で開かれ、最優秀賞のローズドール賞に同県城里町の薗部一さんが選ばれた。受賞米は東京都内の県アンテナショップで販売するほか、都内の高級飲食店などに売り込み、販路拡大やPRを支援する。

コンテストは優れた県産米を選び出し、首都圏にPRすることで認知度向上を図るのが狙い。今回は県内全域からコシヒカリを中心に計6品種88点の応募があった。

最終審査はホテルの総料理長が審査員長を務め、米のおいしさを評価できる専門家計6人が炊飯された米を食味した。審査員はご飯の艶といった外観や香り、食感・味などの評価項目に従い、順位を決めた。

2位のアルエット賞には同町の飯村昭司さん、3位のプリューネ賞には同町の片岡蔵之さんが選ばれた。

味のほか食感とかみ応えが評価された薗部さんは「研究会を発足し、付加価値の高い米づくりに向け、技術を高めてきた」と振り返り、首都圏への販売にも力を入れる考えを示した。

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