佐世保・東明中生 車いすバスケの魅力体験、選手と交流

キレのあるプレーを披露する車いすバスケの選手=佐世保市立東明中

 長崎県佐世保市江上町の市立東明中(内川尚浩校長、198人)に15日、車いすバスケットボールチームの選手5人が訪れ、同校生徒と車いすバスケをするなどして交流した。
 人権学習の一環で全校生徒が参加。長崎市の「長崎サンライズ」と西海市の「Sea west」の選手が訪問し、キレのあるプレーを披露。長崎サンライズの溝口良太さん(22)は、車いすバスケットボールの男子U23世界選手権(昨年9月、タイ)で金メダルを獲得した日本代表チームメンバーでもあり、迫力ある動きで生徒を魅了した。代表生徒らと混合チームを組んで試合も行い、生徒は車いすバスケの難しさと楽しさを体験した。
 講話では、バイク事故で片足を切断した長崎サンライズの川崎寿洋さん(61)が「皆それぞれ違う。障害者とは、普通とは何なのだろうか。分ける必要はあるのだろうか」と生徒に問いかけた。3年の橋本夢可さん(15)は「選手たちがとてもポジティブで、障害へのイメージが変わった」と話した。

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