10人でも劇的勝利で首位浮上のレアル、アンチェロッティ監督「このチームには未知のエネルギーがある」

劇的勝利を振り返ったアンチェロッティ監督[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

ラ・リーガ前節のビジャレアル戦で4-1の快勝を収めたマドリーは21日の第18節でアラベスと対戦。ゴールレスのまま迎えた後半立ち上がりには、足裏で相手選手のふくらはぎにチャージしたDFナチョ・フェルナンデスが退場となり、数的不利を背負ったが、後半アディショナルタイムにCKからDFルーカス・バスケスが値千金の決勝ゴールを決め、首位浮上で年内最終戦を終えた。

試合後、アンチェロッティ監督は1人少ない中でも勝ち点「3」をもぎ取ったチームの戦いぶりを称賛した。

「今夜の試合は難しくて複雑なものだったが、チームの貢献的なプレーのおかげで勝利できたのでとても満足している。10人で30分以上プレーするのは大きな労力が必要だったが、だからこそ我々は最終的に勝つに値した」

「試合は複雑なものだった。1人少なくなり負けるかもしれないと誰もが思った。このチームには未知のエネルギーがある。我々はよく耐え、よくプレーし、10人でよく守った。最終的にはそれが報われた」

前節のビジャレアル戦のアシストに続いて結果を残したバスケスの活躍にも言及。スタッフの肩を借りながら試合終了間際にピッチを去ったFWロドリゴ・ゴエスの状態も明かした。

「ロドリゴは少し疲れている。ルーカス・バスケスは今日ゴールを決めたし、ビジャレアル戦ではアシストを記録した。ボックス内で危険な存在だ」

また、ナチョの退場によりセンターバックを務めたMFオーレリアン・チュアメニについてもコメント。第2のポジションでも高いクオリティを見せられると満足感を示した。

「こう言ったら本人は怒るだろうが、彼は素晴らしいセンターバックだ。とても良いプレーをするし、他の何人かの選手と同じように後方からボールを供給できて、戦術的にも非常に優れている。彼がピボーテとセンターバックという2つのポジションでプレーできるのは幸運だ」

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