宇都宮で「ロボメック」初開催 24年5、6月 先端技術や最新研究披露

会場となるライトキューブ宇都宮

 最新のロボット技術などが披露される「ロボティクス・メカトロニクス講演会(ロボメック)2024」が来年5、6月、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮で開かれる。工学系の学会では最大規模で、全国の大学・企業などの研究者ら約2千人の参加が見込まれる。地元企業が出展できるPRブースも設けられる予定だ。

 日本機械学会の1部門であるロボティクス・メカトロニクス部門の主催。ライトキューブ開設などもあり、本県での初開催が決まった。実行委員長は宇都宮大工学部の尾崎功一(おざきこういち)教授が務める。

 ロボメックは来年5月29日~6月1日の4日間で、「ロボティクス・メカトロニクスの社会実装を通じた学術の深化」がテーマ。新型コロナ禍以降、医療福祉や産業など各分野で自動化技術の注目度は高まっており、先端技術や応用事例などが発表される。講演は、発表者と参加者が近い距離で交流できる「ポスター形式」で、約1500件行われる見通し。

 尾崎教授は「最新の研究成果や業界事情を知ることができる。東京圏から多くの参加が見込め、地元企業にとって研究者や学生と接点を持つ好機となる」と話している。

 詳細は専用ホームページへ。

© 株式会社下野新聞社