<SAGA2024 国スポ・全障スポ>嬉野高生が下足箱製作 100足収納 バッゴー会場・鹿島市民体育館に設置

嬉野高建築科3年生の3人(右から)が製作した下足箱のお披露目式=鹿島市民体育館

 来年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開幕まで300日となるのを前に、嬉野高建築科3年生が製作した下足箱が14日、デモンストレーションスポーツ「バッゴー」の会場となる鹿島市民体育館に設置された。

 同体育館の下足箱が老朽化していたため、鹿島市が同校に製作を依頼。同校の地域貢献班に所属する宮本朝陽さん、江頭伊吹さん、瀧本歩さんの3人が半年かけて、高さ180センチ、幅90センチの木製下足箱4台を作った。約100足が収納できる設計で、市内で開催される競技のピクトグラム(絵文字)も描いた。

 お披露目式で3人は「自分たちでプランを立て、工夫して作ることの大切さを知ることができた。役に立ててうれしい」と話した。受け取った松尾勝利市長は「会場を訪れる人も喜ぶと思う。大切に使わせてもらいたい」と感謝した。(山口源貴)

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