有田工高生が青春ドラマ 30分の短編映画製作、12月23日上映 佐賀県有田町

撮影に臨む有田工業高の生徒やスタッフ=有田町の同校

 有田町の有田工業高の生徒が、授業で短編映画の製作に取り組み、約30分の作品を完成させた。地元を舞台にした青春ドラマで、プロの映像作家の指導を受けて役者や撮影スタッフを体験した。23日に焱の博記念堂で無料上映会を開く。

 デザイン科3年生が中心となって製作に臨んだ。伊万里、有田地区のケーブルテレビ局が映画作りを通して地域を元気にする事業を企画し、同校が参加した。監督と脚本、演出は伊万里市出身の映像作家井手広法さん(55)。高校生にとっては、専門的な技術を学びながら地域の魅力を再発見する機会になった。

 作品名は「流れる青と夏のカケラ」で主人公ら有田工業高生と地域の人々との心の交流を描く。脚本作りには生徒も参加。8月末に撮影した。

 23日の上映は午前11時からと午後2時からの2回。本編のほかに製作ドキュメンタリーの上映と出演者、スタッフのトークショーもある。問い合わせは有田工業高の吉永さん、0955(42)3136。(青木宏文)

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