栗山航「牙狼は続けなきゃいけない‥人生を一緒に!」

「牙狼<GARO>」シリーズ4年ぶりとなる最新作『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』が 2024年1月からTOKYO MX、BS日テレにて放送されることが決定した!

『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』(2013)での登場から10年目を迎えた道外流牙を主人公に、黄金騎士ガロの物語が再び始まる。編集部では道外流牙を演じる、栗山航に見どころや、役作りについて聞いてみた。

――今回の「『GARO ハガネを継ぐ者』どんな物語なのでしょう?
私が演じる道外流牙(魔戒騎士のトップ)がクレアシティという街に行き、新なトラブルに直面し、解決していきます。

――栗山さん演じる「道外流牙」見どころは?
「ハガネを継ぐ者」というサブタイトルにもなっているように、「ハガネ」とはなんぞや?を若手の白羽創磨君に伝えていく物語ですので、今回、僕は師匠的な立場になっていて、とても成長した流牙が見れるんじゃないかと思っています。

――すごくワイルドな栗山さんになられてましたが、役づくりはどんなことをされてたのですか?
まずアクション練習をしましたね! 僕はこの作品を10年やってますので、「アクションなんて余裕じゃないの!?」って言われることはあるんですけど、今回は師匠という立場もあるので、アクションの雰囲気、質を変えなきゃいけないんですよ、その質はやっぱり芝居でしか出てこない部分なので、まず流牙として、師匠としてどういうふうな立ち位置で創磨を導けるかというのを、まず大事にしてそこからアクションに落とし込んでいくので‥。
細かいところで言うとアクションに関しては、あまり力んだアクションはしないで、どちらかというと流動的な剣捌きや、相手の力をいなして動く、相手の動きを見切ったアクションをして行こうと、アクション監督とお話しさせていただきました。

――それってすごく難しいですよね?
とても難しかったですね。剣の太刀筋だったり、剣を持っていない左手の動きだったり、眼の動き、躱すときの首の一瞬の動きだったりと‥ そういうのを今回はとても細かくパート分けして作っていった感じはしますね。無駄のないステップなど、慣れてるとはいえ苦戦した部分ですね。

――これまで多くのアクションシーンを演じてきて何が大切だと思いますか?
芝居です! 剣をいかに本物の剣に見せられるか‥そこだけだと思います。
それが棒の様に扱っていたら棒にしか見えませんし、お客さんだって本物の剣で戦っているとは思ってませんし、それをどう本物の剣に見せるかって僕たちは芝居でしかなくて、その太刀筋も芝居だし、力の入れ具合も芝居だし、アクションが上手くなくても僕は芝居で剣に見せることが出来ると思ってます。僕はお芝居からアクションを作っていきたいタイプですね。

――真剣の扱いとかは?
僕は必要ないと思ってて、それを真剣でやってしまうと、それがエンタメじゃなくなってしまう。僕は真剣を知らない様で、芝居だというのを覚えたい‥ 刀の本物を知ってしまったら「こうだよ」という固定観念に駆られてしまう気がしてて、僕はあくまでもエンターテインメントとして剣を見せたいと思ってます。

――実際の身体づくり的なことは?
基本的なトレーニングは日々してましたし、まぁ映像なので体は多少は絞りましたね。
食生活に関して、夜ご飯は食べ過ぎない、飲み過ぎない(笑)。炭水化物を抑える、玄米にするとかそういった細かいことはしました。僕は食べることを生きがいにしているので、そこは削りたくないので、普段のトレーニング量を倍にしました。普段は体を大きくしないトレーニングをしてるんですけど、牙狼の撮影に入る前は体を大きくするためにトレーニングしました。実は「プロデューサーに脱ぐかもしれないから鍛えとけ!」と言われたんですよ(笑)。

――予告動画を見ると頬もこけてたので、体を絞っているのかなと思ったんですが‥
僕は減量とかをしたくないので、基本的に食べたいので(笑) 食事の為にお仕事もしてるので、あまり絞るとかは考えてなかったですけど‥ メイクさんがすごい素敵なお仕事をされたのかなと(笑)。みんなから「すごい渋くなったね」って言われるんですけど、それはメイクさん、衣装さん、照明部さんのお陰だと思います。

――撮影で苦労したところは?
今回に関しては脚本ですね。僕は今までの作品では全く口出しはしなかったんですけど、普通は口出しはしないんですよ。けど、今回は撮影入る前の脚本打ちから参加させてもらいまして、琉牙というのはどういうものか?というのを意見述べさせてもらって、台本が上がって来るたびに「流牙だったらこう思う」とか、結構お伝えさせてもらってラストシーンや大きな部分で意見の交換はさせてもらいました。流牙は僕しかいないし、「栗山くんがそう考えるなら、たぶんそうだから」って言っていただいて、変更していただいた部分もいっぱいあって‥ 今回はすごい頭を使ったのは脚本の部分で、物語の今後があるとして面白くなるというと「こっちなんじゃないか」と考えさせてもらいました。

――手ごたえは
めちゃくちゃ良いですよ! 今作はワンクールだけなんですけど、観てる方は「もうちょっと観たかったなぁ~」って思うような作品が出来たんじゃないかと思ってます。
点数をつけるとしたら「100点と言いたいところですけど、180点ですね」。

――そのプラス80点は何?
新しいスタッフさんのパワーですね。牙狼愛がすごかったですね、新しいスタッフさんがこの牙狼ファミリーみたいな部分がある、この作品に入るのってとても怖い部分があったと思うんですけど、それをぶち破って「新しい流牙を魅せたい」って言ってくれて、けど「前の流牙を壊したくない」その掛け合わさった部分がとても良い様に作用したなと思いました。

――PRどぞう
流牙として10年たちましたけど、この牙狼というコンテンツは続けなきゃいけないなって久しぶりに流牙を演じてみてさらに強く感じました。栗山航としても道外流牙としても人生を一緒にしていきたいと思っているので、皆さん流牙も栗山の応援してください。

https://garo-project.jp/garo_hagane/

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