米経済学者R・ソロー氏死去 数学的モデル確立でノーベル賞

ロバート・ソロー氏(シグマ提供・ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米国の経済学者、ロバート・ソロー氏が21日、米東部マサチューセッツ州の自宅で死去した。99歳だった。米メディアが報じた。マサチューセッツ工科大(MIT)教授を務め、1987年にノーベル経済学賞を受賞した。

 24年にニューヨーク市ブルックリンで生まれ、ハーバード大で経済学を学んだ。MITでは、緻密な数式を用いた分析によりノーベル経済学賞を受賞した故ポール・サミュエルソン氏らと交流。持続的な経済成長に寄与する要因分析のための数学的モデルを確立したことが評価された。

 ノーベル財団はソロー氏の業績に関し「技術研究開発に資金を投じることを促すことに役立った」としている。

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