相撲協会に労基署が是正勧告へ 長時間労働やパワハラ

 事務職員の長時間労働や、職員へのパワーハラスメントがあったとして、日本相撲協会が向島労働基準監督署(東京都墨田区)から年内にも是正勧告を受ける見通しであることが22日、関係者の話で分かった。向島労基署は6月から10月まで異例の計5度に及ぶ立ち入り調査を実施。協会は労務管理の適正化に着手している。

 協会は9月28日、職員の時間外労働の不適切な管理や残業代の未払いなどを理由に、事務方責任者の宮田哲次主事を出勤停止1カ月とした。同主事は10月末に同じ立場で復帰。関係者によると、体質改善が進んでいないと問題視する声も上がっているという。

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