県警の「カラ出張」 問題 元警部ら3人不起訴処分 広島

県警の「カラ出張」問題をめぐり、詐欺などの疑いで書類送検された元警部ら3人について、広島地検は「情状全般を考慮した」として不起訴にしました。

元警部の男性(53)と男性警部補(50)、男性巡査部長(35)の3人は、うその出張申請を繰り返し約7万4600円を不正受給した疑いで書類送検されていました。

広島地検は22日、3人を不起訴処分にしました。理由については「情状全般を考慮した」としています。

「カラ出張」問題をめぐっては、元警察官の男性が自身も関与したとして告発していました。

県警監察官室は不正受給に関与したのは合わせて5人で、2019年4月から2021年2月までの間に約16万7000円を受け取ったと認定し懲戒処分にしています。

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