YS横浜がFWピーダーセン世穏&MF田場ディエゴと契約更新、田場は終盤に大ケガ「引退という二文字が頭をよぎったのですが…」

YS横浜と契約更新したピーダーセン世穏(左)と田場ディエゴ[写真:©︎J.LEAGUE]

Y.S.C.C.横浜は22日、FWピーダーセン世穏(26)とMF田場ディエゴ(27)との契約更新を発表した。

デンマークと日本のハーフであるピーダーセンは、慶應大学から2020年にYS横浜へと入団。プロ4年目の今シーズンは明治安田生命J3リーグで22試合1得点を記録した。

田場は日大藤沢高校から国士舘大学へと進学し、2019年4月にアマチュア契約でYS横浜へ入団。今シーズンはJ3で13試合に出場したが、終盤の10月に右ヒザ前十字じん帯損傷の重傷を負った。

両選手はクラブを通じてコメントしている。

◆FWピーダーセン世穏
「Y.S.C.C.を応援して下さっている皆さまへ。2024シーズンも一緒に闘える報告が出来て嬉しく思います。今年はまさに山あり谷ありという言葉の似合うシーズンだったと思いますが、個人としても同様に、紆余曲折を経て大きく成長できた1年でした。思うような活躍ができず悩んでいた開幕当初の自分と心身ともに充実して終われたシーズン最後の自分を比べれば、まるで別人かのように感じます」

「さて、2024シーズンは、より皆さまの力が必要となります。J2昇格の可能性が高まり競争の激化が必至だからです。選手・スタッフはもちろんのこと、応援して下さっている皆さまと、そして地域全体が一体感を持って闘わなければ厳しい戦いには勝てません。僕たち選手はより一層強い覚悟を持って臨みますので、皆さまもより一層熱い応援・サポートをお願いいたします」

「なにより、Y.S.C.C.でまた1年プレーできることに感謝します。2024年も何卒よろしくお願い致します。ピーダーセン世穏」

◆MF田場ディエゴ
「2024シーズンもY.S.C.C.で戦えることになりました。シーズン終盤で自身3回目となる前十字靭帯をやり、離脱期間は半年以上で更新したとて残されているのは半シーズン」

「正直満了通知を受け引退という二文字が頭をよぎったのですが今回も救われて大好きなサッカーをすることができます。Jリーガーとしてのスタート時も同じく前十字靭帯をやって大学卒業後に就職先もなく救われたのが5年前」

「同じように救われて続けられるサッカーに対して『ありがとうございます』と言葉で言うのは当たり前ではありますが、正直なところそんなのは求められていないと思います。プロの世界、大切なのはチームを勝たせる選手、チームを昇格に導ける選手。そう言う選手になり、更新しといてよかった。チームに入れてよかったと思わせられるような圧倒的な結果を求めてプレーしていきます。復帰まで半年以上と長い期間ありますが僕のこと忘れないでください」

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