老人ホームの預金を私的流用 職員を懲戒免職 茨城西南広域組合

茨城西南地方広域市町村圏事務組合(茨城県古河市)は22日、運営する利根老人ホーム(同県境町)の預金口座などから現金82万7000円を私的に流用したとして、課長補佐の男性(53)を懲戒免職処分にしたと発表した。同日付。

同組合によると、課長補佐は昨年8月~今年6月、老人ホーム所長名義など二つの口座から現金計76万円を引き出したほか、事務所内の金庫にあった同組合の親睦会費6万7000円を私的に流用した。同僚職員が9月上旬、親睦会費がなくなっているのに気付き、発覚した。課長補佐が全額返還したため、同組合は刑事告発を見送る方針。

また、古河市は、同施設所長として派遣する再任用職員の男性(61)を減給2カ月(10分の1)とする懲戒処分にした。

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