昨季途中にシャビ・アロンソが指揮官に就任し、生まれ変わったバイエル・レヴァークーゼン。
迎えた今季はここまでリーグ戦で無敗を維持しており、バイエルンを抑えてブンデスリーガ首位に立っている。
今回はそんな快進撃を見せているチームを支える5人の選手たちを見ていきたい。
ジェレミー・フリンポン
オランダ代表/23歳
サイドバックのフリンポン。出身はアムステルダムだがマンチェスター・シティのユースで長らくプレーした。
2019年にセルティックへ完全移籍し、2021年の冬にレヴァークーゼンへ加入。3シーズン目となった昨季はリーグ戦で8ゴール7アシストという数字を残し、ブレイクを果たした。
カタールワールドカップを戦ったオランダ代表メンバーにも選出されたが、出場はなし。
ただ今季はここまでリーグ戦4ゴール5アシストをマークしており、10月にはようやくオランダ代表デビューを飾っている。
アレハンドロ・グリマルド
スペイン代表/28歳
今夏にフリーでレヴァークーゼンへと加入したグリマルド。
バルセロナで育成された攻撃的サイドバックだが、2015年に当時の監督であったルイス・エンリケへの不満を公言したことでトップチームではプレーすることなくクラブを去った。
その後加入したベンフィカでは3シーズン目に主力に定着。欧州大会でも実績を積み重ね、評価を高めていった。
今季はブンデスでここまで7ゴールと新天地で素晴らしいスタートを切っており、スペイン代表デビューも果たしている。
オディロン・コスヌ
コートジボワール代表/22歳
オディロン・コスヌは、コートジボワール代表の若手ディフェンダーだ。
母国ではトゥーレ兄弟らを輩出したASECミモザでプレーし、2019年の冬にスウェーデンのハンマルビーへ移籍した。
半年でクラブ・ブルッヘへステップアップすると、2年目に主力選手へと成長。2021年にレヴァークーゼンへ加入した。
当初はときおりサイドバックでもプレーしていたが、今季はセンターバックに固定され、序列も上昇。ブンデス最少失点を誇る堅守の要となりつつある。
フロリアン・ヴィルツ
ドイツ代表/20歳
ドイツが誇る神童、フロリアン・ヴィルツ。元々はケルンのユース出身であり、ここでは2010年からおよそ10年間を過ごした。
2020年の冬にレヴァークーゼンへ加入すると、わずか17歳でトップチームデビュー。翌シーズンには主力に定着した。
3シーズン目はブンデスリーガ7ゴール10アシストという数字を残したが、終盤に膝の靭帯を断裂。昨季はその影響で年明けまでプレーできず、リーグ戦では1ゴールにとどまった。
今季はここまで4ゴール5アシストと復活しており、ステップアップの噂も浮上している。
ヴィクター・ボニフェイス
ナイジェリア代表/22歳
今月23日に23歳の誕生日を迎えるヴィクター・ボニフェイスは、189cmの大型ストライカーだ。
今年のアフリカ年間最優秀選手に輝いたのはナポリのオシメーンだったが、彼は同じナイジェリアが生んだ新たな怪物候補であろう。
ボデ・グリムトでヨーロッパでのキャリアをスタートさせ、その後は日本人にもお馴染みのクラブであるユニオン・サン・ジロワーズでプレー。
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今夏に2000万ユーロと安くない移籍金でレヴァークーゼンへと引き抜かれ、ここまで公式戦14ゴールと早くもブレイクしている。