パワハラ受け、海保職員死亡 上司2人懲戒、沖縄・宮古島

宮古島海上保安部の巡視船=2022年

 第11管区海上保安本部(那覇)は22日、宮古島海上保安部(沖縄県宮古島市)で2021年、上司からパワハラを受けた20代男性職員が自殺していたと発表した。同日付で、上司だった44歳の男性職員を停職2カ月、46歳の男性職員を減給5分の1(2カ月)の懲戒処分にした。

 44歳の職員は頭をヘルメットの上からたたいたり、ズボンを海に捨てたりした。46歳の職員は、大勢の同僚の前で激しく叱り「遺書を書け」などと発言した。

 20代男性職員は同年6月30日、巡視船内の居室で意識不明の状態で発見されて病院に運ばれ、その後死亡。自殺はパワハラなどが原因だったとして、今年3月に公務災害と認定された。

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