名古屋グランパスでディフェンダーとして活躍していた森下龍矢が、この冬にポーランド1部のレギア・ワルシャワへと期限付き移籍することになった。
またセンターバックの藤井陽也にもベルギー1部のアンデルレヒトから獲得オファーが舞い込んでいると言われている。
今回は「名古屋グランパスからヨーロッパへと渡った日本人選手」を10名ピックアップしてみよう。
吉田麻也
移籍先:VVVフェンロー
移籍した年:2010年
このあと日本代表でも主力となる吉田麻也。2007年に名古屋グランパスのトップチームへと昇格し、ボランチからセンターバックへとコンバートされて才能がさらに開花。2009年のシーズンを終えたあと、オランダのVVVフェンローへと移籍している。
本田圭佑
移籍先:VVVフェンロー
移籍した年:2008年
吉田麻也から2年先立って欧州へと渡った本田圭佑。2005年に星稜高校から名古屋グランパスに加入し、開幕スタメンでデビューした。2年目からは左サイドバックやウイングバックとして活躍し、2008年にオランダのVVVフェンローと契約した。
菅原由勢
移籍先:AZアルクマール
移籍した年:2019年
名古屋グランパスの下部組織で育った菅原由勢。2018年に17歳で2種登録されてJリーグにデビューし、2019年夏には期限付き移籍でAZアルクマールへと加入した。当初はリザーブとトップの両方の試合に出るなどタフさを見せ、明るいキャラクターも相まって欧州ですぐさま愛される存在となった。
相馬勇紀
移籍先:カーザ・ピア
移籍した年:2023年
早稲田大学在学中に特別指定選手として名古屋グランパスに加入し、2019年に正式加入。2020年からレギュラーとして絶対的な存在となり、2022年ワールドカップでは日本代表のメンバー入りした。今年1月にポルトガルのカーザ・ピアへと期限付き移籍。
永井謙佑
移籍先:スタンダール・リエージュ
移籍した年:2013年
圧倒的なスピードを備え、2012年のロンドン五輪では「戦術永井」と言われるほどの存在感を見せて4位入賞に貢献した。この活躍もあって2013年にベルギーの名門スタンダール・リエージュに移籍したが、半年後にローンで名古屋グランパスに復帰している。
金崎夢生
移籍先:ニュルンベルク
移籍した年:2013年
2007年から所属した大分トリニータでブレイクし、2010年に名古屋グランパスへとやってきた金崎夢生。3年後に契約が満了になると、夢であった海外移籍を決断。清武弘嗣が所属していたニュルンベルクへと加入している。
前田直輝
移籍先:ユトレヒト
移籍した年:2022年
松本山雅FCから2018年に名古屋グランパスへと加入し、Jリーグ屈指のサイドアタッカーとなった前田直輝。2021年のシーズン終了後にオランダ・エールディヴィジのユトレヒトへ移籍した。欧州でも輝く瞬間はあったものの、とにかく怪我に泣かされた。
ハーフナー・ニッキ
移籍先:SVホルン
移籍した年:2016年
元日本代表FWハーフナー・マイクの弟として知られる長身DF。199cmという体格は名古屋グランパスの歴史上最高身長であったという。2016年に本田圭佑が出資したSVホルンへ移籍し、現在もオーストリアでプレーし続けている。
小倉隆史
移籍先:エクセルシオール
移籍した年:1994年
「レフティモンスター」と言われたJリーグ黎明期の名ストライカー。1992年に高卒で名古屋グランパスに加入し、次年度からオランダ2部のエクセルシオールへと期限付き移籍した。欧州でゴールを量産したが、1年後にクラブからの要請で日本に復帰している。
大垣勇樹
移籍先:FK RFS
移籍した年:2021年
興国高校から2018年に名古屋グランパスへと加入した大垣勇樹。いわてグルージャ盛岡へと1年半の期限付き移籍を経験したあと、2021年にラトビアの名門FK RFSへと移籍。その後ダウガフピルスに貸し出されたあと、2022年にJFLのティアモ枚方へと移籍している。
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なお、他にも深堀隼平(→ヴィトーリア・ギマランイスB、2015年)、清野乙彦(→オスナブリュック、1992年)らが名古屋グランパスから欧州へと渡っている。