石動高新聞部が「松原秀典展」取材 「100年」の縁で

林さん(左)の案内で松原展を取材する生徒=高岡市立博物館

 石動高新聞部の生徒3人は22日、高岡市立博物館で開かれている市出身の人気アニメーター松原秀典さんの個展「松原秀典展」(富山新聞社主催)を訪れ、展示の工夫や関係者の思いを取材した。同校が来年、創立100周年を迎えることから、部員が創刊100年を記念した富山新聞のイベントを題材に学校新聞を発行することにした。

 太田雛乃さん(1年)、窪田姫加さん(同)、脊戸愛珠(あいみ)さん(2年)が訪れた。松原さんの高校の同級生で、展示の運営に携わる林正人さん(58)とともに、劇場アニメ「この世界の片隅に」の原画などを見て回った。

 生徒は展示の反響や未発表作品を多く並べた狙いなどについて質問し、林さんは「11年前に行った松原さんの個展に来た人も楽しんでもらえるように作品を選んだ」と答えた。

 林さんは南砺市城端を舞台モデルにしたアニメ「true tears」の聖地巡礼でアニメの力を実感し、松原さんらとともに市観光大使「あみたん娘」のキャラクターを生み出したことも語った。

 窪田さんは「高岡に松原さんというすごい人がいたことを知った。松原さんの魅力やあみたん娘の誕生経緯を伝えたい」と語った。学校新聞は来年1月以降に発行する。

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