子ども食堂の利用者のクリスマスプレゼントにしてもらおうと、スーパーのヨークベニマル(福島県郡山市)は22日、菓子の詰め合わせ袋2千個(1個当たり350円相当)を県に寄贈した。
2020年度から毎年2回、精米とインスタントラーメンを寄贈している。新型コロナウイルスの5類移行で子ども食堂の活動が元に戻ってきたことから、初めて菓子を贈った。
県庁で野原恵美子(のはらえみこ)県生活文化スポーツ部長に目録を手渡した同社の矢吹裕(やぶきひろし)総務室長は「子どもたちの笑顔につながれば。今後も地域のお手伝いをしていきたい」と話した。
菓子は同日、子ども食堂を運営するフードバンクや社会福祉協議会など計26団体が県庁で受け取った。小山市内の子どもの居場所「シリウス」の運営に携わる白川一英(しらかわかずひで)さん(70)は「子どもたちの好みもさまざまなので、クリスマスパーティーで贈るプレゼントの種類が増えてありがたい」と感謝していた。