お互い頑張ろうな…“ディスられ2県”がアンケート結果公表 キャラ同士が慰め合う姿も 連携企画も続々開始

埼玉県マスコットのコバトン(左)と滋賀県イメージキャラクターのうぉーたんが両県の連携PRを宣言した=22日午後、埼玉県庁

 映画「翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」でディスら(けなさ)れた埼玉県と滋賀県が、映画公開を機にそれぞれ行った「本当に『ダさいたま』!?」意見募集と「琵琶湖以外は何もないのか!?」ウェブアンケートについて、埼玉県庁で22日、両県による結果報告会が行われた。

 報告会には埼玉県マスコットのコバトンと滋賀県イメージキャラクターのうぉーたんが出席し「お互いの県をPRし合う」と宣言。同日から両県ホームページなどで連携企画もスタートした。

 報告会では両県が集まった意見について発表。埼玉県には805件意見が集まり、滋賀県には1504件の回答があった。

 埼玉県に届いた「確固たる県民性がなくダさい」といったコメントや滋賀県に宛てられた「大阪や京都に埋もれて地味な存在」といった声が紹介されるとコバトンとうぉーたんは肩を落とし、慰め合った。

 報告会では埼玉県と滋賀県の連携企画開始も発表。22日から、それぞれの県ホームページで、相手県の魅力や両県の共通点、埼玉県出身の夫と滋賀県出身の妻の夫妻へのインタビューなどを紹介する特設ページの公開とコラボバナーの掲載が始まった。

 さらに、来年1月1日発行予定の両県の県広報紙(誌)では、埼玉県オリジナルいちご「あまりん」や草加せんべい、滋賀県の近江牛といった特産品が、相手県広報紙(誌)のプレゼントコーナーに登場するという。

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