トイレに児童行かせぬ体罰 岩手県教委が男性教諭を処分

 岩手県教委は22日、トイレに行かせないなど児童に対して体罰や不適切な言動をしたとして、中部教育事務所管内の小学校男性教諭(58)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。

 県教委によると、教諭は2年生の担任。4~6月、授業中に「トイレに行きたい」と申し出た児童を教室にとどまらせる体罰を十数回繰り返した。延べ男女10人以上が被害に遭い、下着を汚した女子児童もいた。

 授業中に机に伏せ、帰りの会で「悪ふざけ」をしたとして、男子児童1人の頭をたたき、「ばかじゃないの」と暴言も吐いた。

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