バドミントンの全九州高校選抜大会兼全国高校選抜九州地区予選第1、2日は21、22日、熊本市総合体育館で団体と個人ダブルスが行われ、男子団体で瓊浦が5連覇を達成した。女子の諫早商は準々決勝で敗れたが、優勝した九州国際大付(福岡)に2-3と健闘した。
団体は男女とも各県1校ずつが全国選抜大会(3月25~28日・滋賀)に進めるため、11月の長崎県新人大会を制した瓊浦と諫早商は既に全国行きが決まっている。
個人ダブルスの男子は吉次和義・根本舜生組と高田隆誠・草ノ瀬悠生組の瓊浦勢がワンツー。女子は古舘菜々美・西田美夢組(諫早商)が準優勝し、それぞれ4枠の全国切符を獲得した。
最終日は23日、個人シングルスを行う。
◎例年以上の選手層を発揮 瓊浦
男子団体で県新人大会を9連覇した瓊浦が、九州の舞台でも他校の挑戦を退けて5連覇を達成した。準々決勝で第1ダブルスを落として「無傷」とはならなかったが、おおむね快勝。さらに個人ダブルスは吉次・根本組が全試合ストレート勝ちで優勝し、高田・草ノ瀬組も準決勝までストレート勝ちで続いて例年以上とも言える層の厚さを発揮した。
県新人大会後の約1カ月間はミスを減らすよう練習で心がけてきた。主将の髙橋は「今回、できたゲームとできなかったゲームがあった」と振り返るが、たとえミスが出てもメンバー間で前向きな言葉を掛け合うことで「気持ちを立て直して試合に臨めた」と手応えをつかんでいた。
1年生ペアながら個人ダブルスを制した吉次は「県大会では2位だったので、今度こそ勝ててほっとした」、根本も「前衛でうまく崩せた」と2冠を喜んでいた。