Jリーグと日本代表のサポーター、海外経験豊富な吉田麻也が賞賛 「こんな良い国はなかなかない」「めちゃめちゃ温かい」

日本代表として歴代3位となる126試合に出場した吉田麻也。オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、アメリカと海外リーグでのプレー経験も豊富だ。

TOKYOFMをキーステーションに放送中の「吉田麻也のチャレンジ&カバー」で、「どこの国のサポーターの応援が一番印象に残りましたか?」と聞かれるとこう答えていた。

「当たり前ですけど、国よってサッカーの特徴だったり、ファンの色は全然違います。

例えば、イングランドはJリーグみたいに音を鳴らしたり、みんなで歌を歌ったり、応援を揃えて歌うっていうのは、あまりないんですね。

自発的に出てくる盛り上がりがあって、拍手だったり、チャンスの時にはみんな立ち上がったり、その時に歌が勝手に流れてきたり、自分たちで歌い始めたり。コールリーダーがいないんですけど。

イタリアとかドイツではそういう方がいて、ずっと応援している。特にイタリアは本当に激しいですよ。子供や女性がスタジアムに行くのはなかなか勇気がいるっていうレベルのちょっと怖さがある環境です。

ドイツは、シャルケがちょっと特殊なんですけど、すごく人が熱いというか。多いんですね、まず63,000人が毎試合ホームゲームだと入るので。子供が行くのはかなり危険だなと思いますけど。

色んな経験をして思うことは、日本は本当に観戦しやすい国だなと思います。女の子でも、子供でも、おじんちゃんおばあちゃんでも楽しくスタジアムに行ける環境が整っているので、こんないい国はなかなかないなと思うので、みなさん是非スタジアムに足を運んでみてください」

「代表戦になるとまた色も変わってくるんですね、日本もそうですけどね。

特に中東とかのアウェイの試合に行くとなかなか難しさを感じることは多々あって。僕も一回よくないことに、(サウジ)サポーターと揉めてしまったこともありますけども。

日本代表でいつも思うけど、めちゃめちゃ温かいですよね。あれだけアウェイが安全に試合を行える、アウェイのファンが(安全に)来れるスタジアムも珍しいのかなと思います。それもまた日本の良さですけど、中東はなかなか難しいね…。

あと、中東のスタジアムって代表戦になると王様がチケットを全部買い取って、フリーで行っていいよってなるので、ものすごい来るんですよ。ただで試合を見にくるので、ものすごい盛り上がるので。それもまた難しさを強くするひとつかなと思います」

日本のスタジアムは海外に比べて安全で行きやすいと感じているようだ。実際、日本代表戦でアウェイサポーターが危険な目に遭うことはまずない。

「吉田麻也と同僚だった最強ベストイレブン」が豪華すぎる

なお、吉田は2021年に敵地で行われた日本代表対サウジアラビア戦後に人種差別的な振る舞いをした相手サポーターに詰め寄ったことがある。

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