冬休み、事故なく楽しく 青森県内小中学校で2学期終業式

先生と一緒に冬休みの過ごし方を確認する児童たち=22日午前、十和田市の高清水小

 青森県内の多くの小中学校で22日、2学期の終業式が行われた。児童・生徒たちは2学期を振り返りながら、楽しみな年末年始の行事やそれぞれの目標を胸に冬休みに思いをはせた。

 十和田市の高清水小学校(増尾安希子校長、児童20人)は体育館で終業式を行い、代表の児童5人が「校外学習などを通して新しいことを知った」「宿題を早く終わらせたい」など2学期に頑張ったことや冬休みの目標を発表した。増尾校長は「2学期はたくさん行事があったけれど、みんなが協力して全部大成功だった。冬休みは何か一つでも挑戦してほしい」と呼びかけた。

 同校は成績を前期・後期の2期制で評価しているため、2学期終了時に通知表は配らない。児童たちは教室で担任の先生と一緒に、規則正しい生活をする、雪の事故に気をつけるなど冬休みの過ごし方で注意する点を確認した。4年の西向紗那さん(10)は「2学期は音楽交歓会などを頑張った。冬休みはいとこが遊びに来るので楽しみ」と声を弾ませた。

 県教育委員会によると、県内で22日に終業式を行ったのは小学校248校のうち156校、中学校144校のうち120校。3学期の始業式は来年1月15日に集中している。

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