青森市の積雪55センチ、平年の倍 22日の青森県内、17地点で真冬日

断続的に雪が降り続く中、フードをかぶるなどして足早に歩く市民ら=22日午後5時25分ごろ、青森市新町2丁目

 青森県内は22日、冬型の気圧配置の影響で各地で雪となり、青森市では平年の2倍以上の積雪を記録し、午後9時現在で55センチに達した。県内23の観測地点のうち、17地点で最高気温が0度を下回る真冬日となった。仙台管区気象台によると、23日夕方まで冬型の気圧配置が続き、県内全域で大雪となる見込み。

 22日午後9時現在の積雪は青森市酸ケ湯123センチ、五所川原33センチ、弘前13センチ、八戸9センチなど。

 同日の最高気温は、青森市酸ケ湯氷点下8.3度、青森同1.2度、五所川原同0.9度、弘前同0.8度、八戸1.7度など。

 青森市中心部では午前中から断続的に雪が降り続けた。店の前などをスコップや除雪機で片付ける人や、フードをかぶったり傘を差したりしながら足早に歩く人の姿が見られた。

 同気象台によると、23日は夕方ごろまで雪が降り続くが、夜からは冬型の気圧配置が緩み、次第に雪が収まる見込み。同日の24時間予想降雪量はいずれも平地の多いところで津軽20~30センチ、下北と三八上北で10~20センチ。

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