八戸退団のGK相澤ピーターコアミがJFLの栃木シティへ 「このチャンスを無駄にしたくない」

栃木シティ加入が決まった相澤ピーターコアミ[写真:©︎J.LEAGUE]

ヴァンラーレ八戸は23日、GK相澤ピーターコアミ(22)が日本フットボールリーグ(JFL)の栃木シティFCへ完全移籍すると発表した。

相澤は2019年にジェフユナイテッド千葉でプロ入り。2021年限りで退団すると、Jリーグ合同トライアウトで相手選手と接触し、緊急搬送され、中心性脊髄損傷と診断された。

それでも1カ月後には体を動かせる状態となり、2022年3月にJFLのラインメール青森へ加入。今シーズンは八戸へ完全移籍したが、ここでも出番なく、プロ入り後1度も公式戦でのプレー機会がないまま11月に退団が決まっていた。

相澤は栃木シティを通じてコメントしている。

「はじめまして! ヴァンラーレ八戸から移籍してきました相澤ピーターコアミです。試合に出ていない僕にもう1度チャンスを下さり本当に感謝しています。正直、こんなに環境が整備されていて、勢いもあって、明確な素晴らしいビジョンを持っている栃木シティにオファーを頂けるとは夢にも思いませんでした。だからこそ、このチャンスを無駄にしたくないです」

「栃木県は僕の母の地元であり、つい先日トライアウトを受けた場所も栃木であり、これも何かの縁だと勝手に思っています。その場所で一花咲かせたいです。同年代の選手の活躍を指を咥えてみるのではなく、このチームで活躍してチームを昇格させて僕もそこに追いつき必ず追い越して見せます」

「栃木から世界一のGKになる為に精進します。活躍すると言って6年目になろうとしてます。僕もそろそろ自分の有言不実行さには嫌気がさすので、今年の相澤は違うぞと言う所をプレーで語れたらと思います」

「場所も関東と近くになります。千葉のサポーターの方も、僕の友人も、八戸の遠征ラーレの皆さんも僕達の試合を是非見に来てください。きっと感動させられると思います。まずは目の前の一個一個の局面に真摯に向き合い、必死に日々を生きようと思います」

「栃木シティのサポーターの皆様、激動の昇格をまたみんなで味わいましょう。相澤ピーターコアミをどうぞよろしくお願いいたします!」

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