クリスマスツリーに絵馬飾り付け 盛岡で24日までかな書作展

絵馬で彩った和風クリスマスツリーなどが目を引く一盛会かな書作展

 一東(いっとう)書道会岩手支局一盛(いっせい)会(野田杏苑(きょうえん)会長)の第57回かな書作展は24日まで、盛岡市内丸のトーサイクラシックホール岩手展示室で開かれている。趣向を凝らした222点が、書の奥深さを伝える。

 会員らが手がけた一般作品64点や生活の中の書50点など。ヒョウタンや扇などの形の絵馬に書をあしらい、飾り付けた華やかな和風クリスマスツリーやオリジナルの短冊で飾った風鈴なども目を引く。「古典に学ぶ~臨書(りんしょ)・倣書(ほうしょ)」をテーマにした研究作品や一東書道会本部からの賛助作品、学生の作品も並ぶ。

 「書道」は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の申請候補に選ばれたばかり。野田会長は「かな文字は日本が誇る文化。多くの人に見てもらい、後世に伝える機運を高めたい」と期待する。

 午前10時~午後5時(最終日同4時)。入場無料。

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