ヴェルディとマリノスの両チームでプレーした最強の5人

2024年シーズンのJ1開幕戦で対戦することになった東京ヴェルディと横浜F・マリノス。

1993年のJリーグ開幕戦では当時のヴェルディ川崎対横浜マリノスとして対戦しており、伝統の一戦がいきなり実現することになった。

ここでは、ヴェルディとマリノスの両チームでプレーした選手を取り上げてみる(両チームともにクラブ名が変わっているので、ヴェルディ・マリノスで表記)。

中澤佑二(引退)

ヴェルディ在籍1999~2001
マリノス在籍2002~2018

日本代表として歴代8位となる110試合に出場したレジェンドディフェンダー。“ボンバー”との異名で呼ばれ、日本人離れした高さで制空権を握り続けた。

ヴェルディユースと対戦した練習試合でゴールを決め、練習生としての契約を勝ちとったのは有名な話。

また、ヴェルディ加入前に留学したブラジルでは、のちのブラジル代表MFジウベルト・シウヴァとチームメイトだったという逸話も。

F・マリノス加入1年目を除いて、背番号は22番を背負い続けた。これはプロとしてヴェルディで最初に貰った22番を大切に思っていたからだそう。

大黒将志(引退)

ヴェルディ在籍2008~2010(ローン期間含む)
マリノス在籍2011~2013

ガンバ大阪で一時代を築き、日本代表でも「大黒様」と崇められた点取り屋。フランスのグルノーブル、イタリアのトリノを経て、2008年6月にJリーグ復帰を果たしたクラブが東京ヴェルディだった。

怪物フッキの後釜として期待されたが調子が上がらず、チームはJ2へ降格、2010年には横浜FCとFC東京へローンされ、翌2011年に横浜F・マリノスの一員に。2年目からはエースストライカーの証である9番を背負った。

マルキーニョス(引退)

ヴェルディ在籍2001~2004(ローン期間含む)
マリノス在籍2003、2012-2013

「Jリーグ史上最強助っ人」との呼び声も高いブラジル人FW。Jリーグ外国人選手最多得点スコアラーであり、外国人選手として初のJ1 300試合出場も成し遂げている。

鹿島アントラーズなどでも活躍したが、最初に加入したJクラブはヴェルディだった。その後、レンタルも含めて、F・マリノスに二度在籍している。

渡辺皓太(現横浜F・マリノス)

ヴェルディ在籍2016~2019
マリノス在籍2019~現在

ヴェルディアカデミーで育成され、高校3年生で二種登録されるとトップデビューを果たしたMF。永井秀樹監督時代にはキャプテンも託された。

その後、F・マリノスに移籍。小柄ながらボディバランスと俊敏性を併せ持ち、ドリブルでの持ち上がりやパス出しなど攻守両面で貢献できる。まだ日本代表経験はない(招集歴はあり)が、いまやJ屈指のボランチ。

畠中槙之輔(現横浜F・マリノス)

ヴェルディ在籍2014~2018(ローン期間含む)
マリノス在籍2018~現在

ヴェルディアカデミーで育ち、トップデビューしたセンターバック。フィジカル的なポテンシャルが高く、対人戦の強さが光る。F・マリノスでは2021年から伝統の4番を背負っている。2019年に日本代表デビューすると、ここまで10試合に出場。2022年のE1でも2試合に出場している。

東京ヴェルディ、「歴代最強の外国人選手」はこの5人!

彼らのほかにも前田直輝、那須大亮、大黒将志、藤田優人、マルクス、鈴木椋大らも両チームでプレーしている。

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