ビセック移籍後初弾などでレッチェに快勝のインテル、2023年首位ターン確定【セリエA】

[写真:Getty Images]

インテルは23日、セリエA第17節でレッチェをホームに迎え、2-0で快勝した。

前節ラツィオを退けた首位インテル(勝ち点41)は、2位ユベントスとの勝ち点差を4に広げた中、3日前のコッパ・イタリアではボローニャの前に延長戦の末、逆転負け。公式戦15試合ぶりの敗戦となった中、負傷のラウタロに代わってテュラムと2トップを形成したのはアルナウトビッチとなった。

12位レッチェ(勝ち点20)に対し、立ち上がりから押し込んだインテルは11分に決定機。ボックス左深くまでえぐったムヒタリアンが送ったクロスをアルナウトビッチがダイレクトで合わせた。しかしシュートはGKにセーブされる。

さらに22分にもアルナウトビッチに絶好機。テュラム、バレッラと繋ぎ、丁寧なラストパスが送られてきたが、移籍後初ゴールが遠いアルナウトビッチはシュートを枠の外に外してしまう。

前半半ば以降もハーフコートゲームとしたインテルは40分にも先制のチャンス。右CKからビセックのボレーがバーを叩いた。それでも43分、ビセックが移籍後初ゴールを決める。左サイドからのチャルハノールのFKをヘディングシュートで流し込んだ。

押し切ったインテルが1点をリードして迎えた後半、開始4分にPKを献上しかける。しかしVARが入り、ボックス内のカルロス・アウグストにはハンドがなかったとしてPK判定は覆った。

助かったインテルが後半も押し込む流れで推移する中、67分にはダルミアンがカットインシュートでGKを強襲。その後、ラフィアのヘディングシュートでゴールを脅かされたインテルだったが、78分に決定的な追加点。アルナウトビッチの絶妙なヒールパスをボックス中央で受けたバレッラがシュートを決めきった。

そして83分、バンダが抗議により一発退場となったレッチェに対し、87分のアスラニのミドルはGKファルコーネのファインセーブに阻まれるも、インテルが2-0で快勝。

2位ユベントスとの4ポイント差を維持し、2023年最終戦となる次節を前に2024年を首位で迎えることが確定した。

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