リヴァプールとアーセナルの首位決戦は1-1で両者痛み分け 先発フル出場した遠藤航は攻守に存在感を示す|プレミアリーグ

写真:アーセナルは前半4分にガブリエウのヘディング弾で先制した

日本時間12月24日、プレミアリーグ第18節のリヴァプール vs アーセナルの試合がリヴァプールの本拠地アンフィールドで行われた。

首位アーセナルとリヴァプールの勝ち点差はたったの“1”だ。クリスマスを首位で迎えるのはどちらか。2023年最後の大一番となる。

ホーム、リヴァプールは遠藤航がこの試合もスタメンに名を連ねた。スターティングメンバーはセンターフォワード(CF)にコディー・ガクポが入り。左サイドにルイス・ディアス、右サイドにモハメド・サラーが入った。アンカーは遠藤、インサイドハーフ(IH)をドミニク・ソボスライとカーティス・ジョーンズが務める。DFラインは左からコスタス・ツィミカス、フィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、トレント・アレクサンダー=アーノルドの並びで、GKにアリソン。フォーメーションは4-3-3である。

アウェイ、アーセナルのスターティングメンバーは前節からの変更はない。4-3-3のフォーメーションで、前線の3枚はガブリエウ・マルティネッリが左サイド、ブカヨ・サカが右サイド、ガブリエウ・ジェズスがCFを務める。中盤はアンカーにデクラン・ライス、IHにマルティン・ウーデゴールとカイ・ハヴァーツが入る。DFラインは左から、オレクサンドル・ジンチェンコ、ガブリエウ、ウィリアム・サリバ、ベン・ホワイト。GKはダビド・ラヤだ。なお、冨安健洋は引き続き負傷でメンバーには招集されていない。

試合開始からアーセナルはハイプレスをかけていく。遠藤にもウーデゴールが高い位置からマンマークしていく。

前半4分、早速試合が動く。ウーデゴールの間接FKからガブリエウが頭で合わせてボールはゴールマウスへと吸い込まれる。スコアは0-1、アーセナルが早い時間帯でリードした。

その後、リヴァプールがボールを保持する展開が続くが、なかなかシュートまでは至らない。リヴァプールが敵陣で押し込んだ際に遠藤が良いパスを出すが、それもアーセナルの守備に阻まれてしまう。

前半25分、徐々にアーセナルが敵陣でボールを保持するようになる。リヴァプールがボールを保持すると、アーセナルは自陣で4-1-4-1の守備ブロックを敷いてボールを回収する。

前半29分、リヴァプールはアーノルドが自陣でロングパスを出すと、サラーが敵陣の右サイドでボールを受け、そのままジンチェンコをかわしてカットイン。左足を振り抜いてゴールのニアサイドへ突き刺さるゴール。これでリヴァプールが同点とする。スコアは1-1。

前半35分、ツィミカスが肩を負傷し、代わってジョー・ゴメスがそのまま左サイドバックに入る。

前半41分、サカが単独で敵ペナルティーエリア(PA)へボールを運ぶと、セカンドボールを回収したマルティネッリがすかさずシュートする。しかし、ボールは惜しくも左へ逸れる。

前半45+3分、リヴァプールの攻撃から守備へと切り替わる場面で。遠藤が相手を引っ張ってしまいイエローカードをもらう。

前半はスコアは1-1で終了。シュート本数はリヴァプールが4本、アーセナルは7本。ボール支配率はリヴァプールが55パーセントで、アーセナルが45パーセントであった。

両チームともにハーフタイムでの交代はなく、試合は後半へ。

後半開始からお互いに、ボールを持っているプレーヤーに強くプレスをかける。後半49分、遠藤が高い位置でボールを奪い、サラーがシュートまで持っていくという場面があった。

後半54分、リヴァプールがあわや勝ち越しという場面があった。ディアスのスルーパスを受けたゴメスが、敵PA内左側からファーサイドへ巻くようにシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠外へ。

後半68分、リヴァプールのディアスがヒザを負傷し、選手交代が行われた。ガクポとジョーンズとディアスを下げて、ダルウィン・ヌニェス、ライアン・フラーフェンベルフ、ハーヴィー・エリオットがピッチに入る。

アーセナルも選手交代が行われ、マルティネッリに代わってレアンドロ・トロサールが入った。

後半73分、アーセナルのCKのチャンスからリヴァプールがカウンターでゴールを脅かす。ゴメスがCKのボールをクリアすると、セカンドボールを回収したサラーが敵陣へとドリブルし、アーノルドがパスを受けるとそのままシュート。このシュートクロスバーに嫌われた。

後半77分、アーセナルのアルテタ監督が動いた。CFのジェズスを下げてエディー・エンケティアを投入する。

リヴァプールとアーセナルともに、シュートこそ生まれるが得点は入らない状況が続く。リヴァプールの遠藤は味方がボールを奪われる場面で、いいポジショニングでボールを奪ってアーセナルにカウンターを許さない。

両チーム一進一退の攻防が続いたが、1-1で試合終了。今年最後の首位決戦は痛み分けとなる引き分けで終わった。

◉試合結果

リヴァプール 1-1 アーセナル

0-1 4分 ガブリエウ(アーセナル)
1-1 29分 モハメド・サラー(リヴァプール)

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