【カイロ共同】国連のイエメン担当、グランドバーグ事務総長特使は23日、同国で内戦を続ける暫定政権と親イラン武装組織フーシ派が国連の支援の下、停戦実現や人道状況改善のためのロードマップ(行程表)を今後作成すると声明で明らかにした。
イエメン内戦を巡ってはサウジアラビアが暫定政権を、イランがフーシ派を支援し、サウジとイランの事実上の代理戦争となってきた。両国は3月に中国の仲介で関係正常化に合意し、内戦の和平機運も高まっていた。
フーシ派は反イスラエルを掲げており、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、紅海周辺でイスラエル関連船舶を狙った攻撃を続けている。