富山県黒部市の宇奈月温泉スキー場は23日、スキー場開き式を行い、関係者約50人が無事故とにぎわいを願った。この日の積雪量は約80センチだが、安全な滑走には十分でなく、滑られる状況になり次第、営業を始める。
安全祈願祭の後、武隈義一市長が「訪れた人が楽しく過ごし、安全にシーズンが終わることを願う」とあいさつ。旗を振る合図でリフトを始動させた。
スキー場を運営する民間組織「宇奈月大原台」の中島昭彦理事長は、宇奈月温泉の開湯100年にちなみ、昔のスキー場の写真やパンフレットを紹介。「1日でも早くオープンし、広く愛される施設になるよう運営する。ぜひ温泉にも入ってもらいたい」と話した。
営業開始日は市のホームページなどで案内する。営業は来年3月3日までの予定。1月9日までは無休で、10日以降は毎週水、木曜定休。