松浦1号トンネル 坑内で貫通式 西九州自動車道松浦佐々道路

万歳三唱で貫通を祝う関係者=松浦1号トンネル(仮称)坑内

 長崎県の松浦市志佐町から平戸市を経て北松佐々町につなぐ計画の西九州自動車道松浦佐々道路(19.1キロ)のうち、同町内の「松浦1号トンネル」(仮称)の掘削が完了。23日、坑内で貫通式があった。
 長さ1204メートル。松浦インターチェンジ(IC)に最も近い。平戸寄りの「松浦2号トンネル」(仮称)は9月に貫通式を終えた。同道路全体の供用時期は未定だが、このうち松浦IC-平戸IC(7.5キロ)が2025年度中に開通する見通し。
 貫通式には行政関係者や地域住民ら約80人が出席。貫通点で県立松浦高なぎなた部が音楽に合わせた演舞「リズムなぎなた」を披露し、通り初めの儀や鏡開きをして祝った。
 工事を発注した国土交通省九州地方整備局の森戸義貴局長は「一日でも早い全線開通に向けて、引き続き全力で取り組む」とあいさつした。

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