神戸のご当地メニュー開発グランプリ、大賞は小学6年生! クロダイと野菜テーマに工夫凝らす

賞状を手にする佐々木麻那さん(前列左から2人目)ら「ご当地メニュー開発グランプリ」の出場者=中央区栄町通3

 神戸産食材を使ったレシピを競う「ご当地メニュー開発グランプリ」の本選が23日、神戸国際調理製菓専門学校(中央区)で開かれた。1次選考を突破した8人が試食選考に出場。今回のテーマのクロダイ(チヌ)と野菜を使って、工夫を凝らした一品を披露した。(勝浦美香)

■「ホクホク神戸産黒鯛のチーズ春巻き」

 神戸市は観光戦略「食都神戸」を掲げ、「神戸食材フェア」を開催。その一環として地産地消を推進し、食材の魅力を広く発信しようと初めて企画した。レシピをインスタグラムで募集したところ、253件の応募があった。

 本選出場の8人は、パエリアや野菜あんかけなど、それぞれ腕によりをかけ、アピールポイントを発表。審査員を務める市幹部やホテル支配人らが「やみつき感」や世代を問わない食べやすさ、外国人にも受け入れられるかどうかなどの点から評価した。

 グランプリに輝いたのは、つつじが丘小6年の佐々木麻那さん(11)=垂水区=による「ホクホク神戸産黒鯛のチーズ春巻き」。ホウレンソウやハムを具材に使い、彩りにもこだわった。佐々木さんは「自分でもめちゃくちゃおいしいと思ったけど、1位が取れるとは」と受賞を喜んでいた。

 グランプリのメニューは今後、食材フェア参加店で提供予定。「食都神戸」のサイトで案内する。

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