【大田原】文部科学省から理数系教育の充実を図るスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けている大田原高で23日、小学生を対象にした体験教室「わくわくどきどきサイエンス」が開かれ、市内の小学5、6年生約40人が実験などを通じ科学の面白さを実感した。
SSH事業の一環で行う同校の恒例イベント。スーパーサイエンスクラブ(SSC)の部員ら約40人が講師役を務め、天体望遠鏡を使った太陽の観察や試料によって炎の色が変化する「炎色反応」の実験などを行った。アルミニウムと酸化鉄を反応させる「テルミット反応」の実験では、まばゆい光とともに火花が散ると、児童たちは驚きの声を上げていた。
同クラブ部長の2年佐藤環(さとうたまき)さん(17)は「子どもに教えるのは新鮮な経験だった」と笑顔。薄葉小6年松本凉(まつもとりょう)君(12)は「炎の色が変わったり凍ったボールが砕けたり、科学はとてもすごいと感じた」と話した。