新春に向け寄せ植え作り 農業学ぶ高校生が丹精込め「松竹梅眺めて」京都・福知山 

寄せ植え作りでコケを敷き詰める生徒たち(福知山市三和町千束・福知山高三和分校)

 新年に備え、福知山高三和分校農業科(京都府福知山市三和町千束)の生徒たちが正月用の寄せ植え作りに取り組んでいる。縁起物の植物や飾り石を見栄え良く配置し、36鉢限定で予約販売する。

 15日は1、3年生16人が長方形の青い陶器に土を盛り、松や竹、梅、ヤブコウジ、溶岩石などを全体のバランスを見ながら慎重に置いた。陸と海を表現するため、植物の周りにコケを貼り付けたり、手前に白い小石を敷き詰めたりして約2時間かけて完成させた。

 3年生の一人(18)は「土を盛る時は山の立体感が出るように意識した。松竹梅を眺めながら新年を楽しく迎えてほしい」と話している。

 1鉢5400円。申し込みは同高0773(58)2049で平日のみ受け付ける。

 

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