但馬空港ビル、ホール入り口のタイルが落下 陶器製、幅4メートルにわたり壁から剥離か

タイルがはがれ落ちた多目的ホールの入り口(但馬空港ターミナル提供)

 但馬空港(兵庫県豊岡市岩井)の施設管理会社は22日、ターミナルビルの多目的ホール入り口のタイルがはがれ落ちたと発表した。幅約4メートル、高さ2メートルにわたって落下したが、けが人はなかった。

 管理会社によると、21日午後6時半~22日午前7時半に、ホール入り口の上部にある壁から陶器製のタイル(横約23センチ、縦7センチ、厚さ1.5センチ)が剝離したという。当時ビルは無人で、22日はホールの利用がなく、定期便2往復も強風で欠航していた。施設の老朽化が原因とみられる。

 タイルがはがれた壁に同日、ビニールシートを張った上、入り口に近づけないように工事現場などで使う三角コーンを設置して、立ち入りを制限。多目的ホールは1月末まで利用の予定はない。ホールを除く搭乗カウンターや待合室などのターミナル部分は、通常通り利用できるという。(小日向務)

© 株式会社神戸新聞社